2008年04月22日

漆蓋骨軟化症による膝痛

若い女性を中心に問題となっている漆蓋骨軟化症は、大腿骨と膝蓋骨のあいだにある関節におきる障害のことです。スポーツでおさらの関節軟骨を使いすぎたのが原因となる場合が多いです。

その他いろいろな原因から、膝蓋骨の関節軟骨がやわらかくなり、表面がパサパサになり、膝に痛みが生じてきます。

スポーツ活動は一時休止し、まず太ももの大腿四頭筋の強化運動をします。

そしておさらの動きをしっかりおさえる膝サポーターを使い膝を安定させます。  


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2008年03月26日

靭帯の断裂による膝痛

靭帯は膝をしっかり安定させる役割がありますが、靭帯の強度の限度をこえるねんざがおきると靭帯が切れてしまいます。

靭帯の切れ方には1~2本だけ切れた軽いものから、靭帯が完全に切れてしまった重症のものまで千差万別です。

ねんざをした場合の初期治療は、

①安静 ②冷やす ③圧迫 ④挙上 です。

つまり、動かさないように横に寝かせ、氷などで患部を冷やし、布でしっかりしばって固定し、足を頭より上に上げるという処置です。  


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2008年02月18日

内側・外側側副靭帯断裂による膝痛の対処

内側側副靭帯断裂とは、膝が内側に「くの字」になるようにねんざした症状です。

靭帯の断裂の中ではもっともこの断裂が多いです。

膝の内側を安定させるのは、この内側側副靭帯しかないので、初期の正しい処置が非常に大切になってきます。

①安静 ②冷やす ③圧迫 ④挙上 
を、しっかり行うことによってその後の治療や回復が大きく変わってきます。


外側側福靭帯は膝の外側を安定させる働きをしています。

この外側側副靭帯が断裂すると、外側がゆるんでしまいO脚になりやすくなります。

治療としては内側と同じで、初期の処置治療が重要であることには変わりありませんが、シリンダーギブスなどで2~3週間固定します。  


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2008年01月23日

前・後十字靭帯断裂による膝痛の対処

前十字靭帯は、スポーツを中心とした外傷により断裂します。

内側側副靭帯についで損傷がおこる場所で、しかも断裂による関節機能の障害はもっと大きくなります。

膝の前方向や回旋の安定性をコントロールしている靭帯なので、断裂してしまうとスポーツなどの激しい動きはむずかしくなります。

また、膝をかばう異常な動きによって、二次的に半月板や関節軟骨が損傷を受けるので、前十字靭帯の確実な機能回復はとても重要になります。

治療方法は、「ギプス+固定サポーター」でしっかり固定し、くっつけます。

後十字靭帯は、前十字靭帯とともに膝の回旋をコントロールしています。

断裂した場合の治療方法は、前十字靭帯の場合と同じで、サポーターか装具で固定し、手術はあまり行われません。  


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2007年12月21日

半月板の断裂による膝痛

半月板には

①膝を安定させる役目

②一部分に体重が集中しないように体重の負荷を分散させる役目

③膝をスムーズに動かす役目

があります。

そのために、半月板が断裂してしまうと膝への影響は大きいものがあります。

治療方法は、まず約3ヶ月間くらいは大腿四頭筋の強化運動して様子をみます。

半月板の断裂が小さい場合には、この強化運動で症状がなくなってしまうこともあります。

強化運動をしても症状がよくならず、スポーツもできないような痛みが続く場合は、関節鏡視下手術で半月板の切除を行うこともあります。  


Posted by banraishop at 10:33